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フランス政府がパリ国際博覧会
「サン・ドニ映像博」の取り止めを決定

 

 愛知万博中止は時代の要請です。愛知万博に先行して2004年5月から3カ月間、開催されることが決まっていた、フランスのパリ国際博覧会「サン・ドニ映像博」が開催日まで1年9カ月と迫っているにもかかわらず、8月に発足したフランスの新政権は突然、この博覧会の中止を決定しました。

 「愛知万博を今、中止にしたら国際的非難と信用を失う」と言いつづけている日本政府、博覧会協会、愛知県はフランス政府に対して「何らかの非難や抗議」を行なったのでしょうか、またフランスは国際的信用を失ったのでしょうか、答えは「ノー」です。なぜなら、過去にも博覧会の中止はあったし、国際博覧会の規定でもそうした事態は想定され、その手続きも明記されているからです。愛知万博もいつでも中止する事ができるし、何の問題もありません。

 何故、フランスは中止にしたのでしょうか。テーマも「映像博」と明確であり、開催地はル・ブルージュ空港に隣接する公園一帯25ヘクタールで新たな自然環境破壊問題も聞かれていません。交通アクセスもパリから車で約20分、交通の便利もよく問題はないはずです。想定入場者数は800万人、経費も18億フラン(約320億円)、国民からも、地元からも目立った批判は上がっていませんでした。

 中止の理由は博覧会への参加国の不振と収支の見通し・成功のメドが立たず、巨額の財政的負担に耐えられないとフランス新政権が冷静に判断したことによるものです。

 

日本共産党愛知県会議員 堀 一さんの話

 8月の愛知県議会国際博特別委員会で私の「何故、パリ博は中止になったのか」との質問に、坂本事務総長は「政権交代の為」と答弁した。私は、「来春、知事が代われば中止にできる」と言う事であると指摘し、質問を終えた。この答弁は首相、知事の政治的決断で愛知万博はいつでも返上・中止にできることを明らかにした点で重要である。

 長野県民もバラマキ巨大開発中心から、県民の福祉と暮らし中心へと新しい地方政治を選択した。国・協会・県は、国際博覧会発祥の地、老舗のフランスで規模が愛知万博の半分のパリ博ですら時代の流れには逆らえず中止にした状況を真摯に受け止め、今こそ愛知万博開催権の返上・中止を決断すべきではなかろうか。

 

愛知万博やめさせる会代表 景山建さんの話

 2004年計画されたパリ「映像博覧会」が中止になった。さすがに市民の國フランスだなとおもいました。私たちが以前パリに行った時、フランスの「緑の党」を訪ねました。その時は緑の党から環境大臣を出していました。対応してくれた担当者は、私たちの話をよく理解してくれました。が同時に、フランスでも「通産省」の力が強いので、万博も止められられないと言っていました。

 しかし、開催が間近に迫っても参加国が少ないことや、財政負担の懸念があっては、どんなに通産省が強くても止めざるを得なかったのでしょう。このことは、日本とは大違いです。「愛知万博」の状況はフランスと似ています。しかし日本では國や県のメンツにこだわって止めることができないのです。愛知万博は大赤字になることは、県民の関心の低さからいっても明らかです。しかし、県民の生活をメチャメチャにしてもやろうというのですから困ったものです。もう「国家のお祭り」なんて時代遅れなのです。