革新市政の会
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12年度の介護保険
保険給付が当初予算を大幅に下回る

 

●予想を下回ったのは医療機関の事情?

 決算では、当初予想された保険給付を100億円以上も下回りました。その主な理由は、介護療養型医療施設が計画通りに医療保険適用施設から転換されなかったことにあるとしています。

 たしかにそのことは大きな理由の一つには違いありませんが、しかしこれだけを聞いていると、医療機関の事情に理由がゆだねられ、真の責任の所在が明らかになりません。

●施設、在宅サービスで保険給付の予想が下回る

 介護サービスの給付状況から、今回の予想を下回った101億7千万円の内訳は、在宅サービスで41億円、施設サービスで60億7千万円となっています。

その主な理由は、

  1. 在宅サービスでは、短期入所、訪問リハビリなどのサービス体制が不備のため利用が低い、訪問介護では利用料の安い家事援助に流れている、訪問看護では1回の時間が短くなっているなどによるものです。
  2. 施設サービス計画では、当初から施設入所の待機者が多くいたにもかかわらず、医療機関の介護保険適用施設への転換を期待して、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の建設を怠ったのが未達成の大きな理由で、市の責任は大きいと言わねばなりません。

●保険給付が低くても、保険料だけは確実に徴収される

 決算で唯一予算通りだったのは、1号被保険者(65歳以上の人)の保険料徴収のみとなっています。言ってみれば、例え介護認定されても、利用料負担が大変、特養ホームに入れないなどで保険給付が受けられず、そのため予算が残るというシステムになっています。にもかかわらず、保険料だけはお構いなく徴収されています。

 12年度は特別措置で年間の保険料は4分の1ですみましたが、今年10月からは全額徴収となり、大きな問題と言わなければなりません。

 なお2号被保険者(40歳以上〜64歳までの人)についても、支払い基金からの市の介護保険会計への交付金は保険給付状況によって調整されますが、保険料は確実に徴収されます。

 

※資料(平成12年度名古屋市介護保険事業特別会計の決算から作成―北医生協松岡)

歳入(単位:千円)
  項目 予算 実績 備考 達成率
保険料 1号被保険者 3,006,369 3,014,517 未納2,728件
27,650
100.3%
2号被保険者 18,826,737 15,790,192   83.9%
公費 國の負担金 11,410,144 9,713,073   85.1%
國の補助金 2,603,440 2,136,445   82.1%
県の負担金 7,131,340 5,874,035   82.4%
市の繰入金 20,002,749 18,445,820   92.2%
  手数料
延滞金
雑収入
1
1
11,409


1,892
   
  合計 62,992,190 54,975,975   87.3%

歳出(単位:千円)
項目 予算 実績 備考 達成率
保険給付金 57,050,720 46,875,923   82.2%
運営費 4,045,536 3,945,701   97.5%
財政安定基金拠出金 329,644 329,306   99.9%
予備費 20,000 0   0%
基金会計繰入金 1,206,773 1,206,773   100.0%
合計 62,652,673 52,357,703   83.6%